住む家は選べても、近所に住む人までは選べないから。

まず、私は賃貸派ですが、あくまでこれまでの自分の人生経験から現在の考えに至っただけです。

 

なので持ち家派の方の意見を否定する気は一切ないことを最初に明記しておきます。
今でこそ賃貸物件で暮らしていますが、私が生まれた家は一軒家でした。

 

曾祖父の代からあって、築80年を越えるお世辞にも綺麗とは言えない家でおまけにトイレが家の外にあると言う謎仕様でしたが。

 

真冬の夜でも早朝でも、トイレに行くためには外に出なければならなくて子供の頃はすごく嫌でしたね。
それから古い家だからなのか大雨が降るといつも雨漏りがあちこちで発生していました。雨漏りしている場所にバケツや洗面器を置くのが常でした。

 

それとこれは家が建っている場所が山のすぐ側だったからかもしれませんが、異様に虫が多かったです。

 

大きなクモにカメムシにムカデにゲジゲジ。たまにですがヘビが出ることもありました。全部家の中の話です。虫嫌いの人は絶対に住めない環境だと思います。
これが私の中にある持ち家の記憶です。もう一度この家に戻って生活出来ますかと聞かれたら答えはNOです。

 

綺麗な賃貸住宅に慣れてしまってからは虫への苦手意識も強くなりましたし。

 

「持ち家のイメージが偏りすぎている」と思われるかもしれませんが、私はこの環境しか知らないので悪しからず、としか言えません。
だけど私がこの家で何よりも嫌だったのは虫でも雨漏りでもトイレでもなく、隣人のおじいさんでした。

 

とても偏屈で挨拶は無視する、機嫌が悪いと怒鳴る、暴言を吐く、根も葉もないことを周囲に吹聴するなど、私たち家族にとって本当に厄介な人だったんです。

 

そのおじいさんには孫娘がいて、彼女は私より2つ年上でしたが家からお菓子を持って来いと命令したり人を叩いたりする乱暴な子でした。
私が思う持ち家の最大のデメリットは「近所に困った人がいても簡単に引越しが出来ない」ことですね。

 

もしご近所さんとの関係が悪くても、どんなにストレスを感じても、持ち家があるとなかなかその場所から動けないでしょう。

 

ずっと我慢して住み続けるのも辛いんじゃないかと思います。その点を考えると、やはり賃貸の方が良いと思ってしまいます。

 

金銭的に得か損か以上に「人間関係」は大切だと思うんです。嫌な人の近くに住んでいたくない。
いざと言う時に引越しと言う選択がしやすい。それが私が「賃貸派」でいる理由です。